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「隠れ育休調査2023」調査結果【完全版】発表!

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「隠れ育休調査2023」調査結果【完全版】発表!

ニュース

2023年05月29日

事務局長の本田です。
隠れ育休調査というのがあるのをご存知でしょうか?
NPO法人ファザーリング・ジャパンのメールマガジンに詳細が載っているのでこちらもご覧になってください。
正しい男性育児休業の取得に向けて正しい取り組みを企業にも行ってほしいところです。
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男性育休推進事業さんきゅーパパプロジェクトリーダーの塚越です。
4年に1回実施している「隠れ育休調査」は今回4回目となり、2022年4月以降に生まれた子どもを持つ20歳以上の男性1,030人に調査をしました。
全体では育休等取得率が64%と過去最高を記録しましたが、地域別の取得率をみると中国地方74.7%が最高、北海道56.2%が最低で地域によってバラつきも。
また、男性が妊娠・出産を会社に初めて報告した時期は、「出産予定日3か月以上前」80%という早い時期に会社に報告をしていることがわかりましたが、改正育児・介護休業法の趣旨に準拠していない対応をされた人が55.1%いることが分かりました。
法律が施行されても半数以上の企業では適切な対応が出来ていない可能性が高いことがわかり、もしこの中に明らかな違法があるのであれば、指導改善をしていかなければなりません。
さらに、問題視されている「取るだけ育休」に対する処方箋として期待される両親学級の受講率については、何らかの両親学級を受講した人は36.2%であり、未受講は63.8%でした。
地域別では、九州地方72.2%、近畿地方70.1%の2地域が顕著に未受講率が高くなっています。
一方、何らかの両親学級を受講した人たちでは、育休等取得率は8割前後と高く、
職場に関わる項目「残業時間削減」「業務効率化」「仕事へのモチベーション」「職場の他社理解」向上した割合は、未受講者と比較して2割程度高いことが分かりました。
育休取得しやすい条件は、2015年、2019年、今回と三回連続で「上司の後押し」が圧倒的一位であることから、個別の周知と意向の確認は人事部などの担当部署より、上司が行うほうがより高い効果が期待できそうです。
上記調査結果については、男性育休を推進する仕事をされている北海道から九州地方までの各都道府県や自治体の職員、企業の人事・ダイバーシティ推進など担当部署やNPO等の方々、両親学級を推進する企業、自治体、病院、民間団体の方々はぜひご一読の上、今後の施策にご活用ください。
また、男性育休や両親学級推進など具体的な推進でお悩みございましたら、まずはFJ事務局にお問い合わせください。
私含め、このテーマに詳しいFJ理事を中心にご対応差し上げます。
※詳しい調査結果はこちら。
https://onl.bz/y8gc9Fp

★さんきゅーパパプロジェクトのサイトからもご覧いただけます。
https://tinyurl.com/2a9jrsmv